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特集 癌診療ガイドラインの功罪
大腸癌治療ガイドラインの功罪
Merits and demerits of colorectal cancer treatment guidelines
中村 隆俊
1
,
渡邊 昌彦
1
Takatoshi NAKAMURA
1
1北里大学医学部外科
キーワード:
大腸癌
,
大腸癌治療ガイドライン
,
大腸癌治療
Keyword:
大腸癌
,
大腸癌治療ガイドライン
,
大腸癌治療
pp.485-489
発行日 2007年4月20日
Published Date 2007/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101202
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要旨:大腸癌治療ガイドラインは,大腸癌に携わる医療従事者を対象に,大腸癌の標準的な治療方針を示すこと,大腸癌治療の施設間差をなくすこと,過剰診療・治療,過小診療・治療をなくすこと,一般公開することで医療者と患者の相互理解を深めることなどを目的として2005年7月に作成された.本ガイドラインの功としては,簡潔で明瞭に図示しているため理解しやすいことである.罪については,わが国独自の大腸癌治療方針やそれに基づく治療成績のエビデンスが少ないことである.今後は,功罪を明らかにしながら定期的に改訂していく必要があろう.
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