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特集 進行直腸癌のベストプラクティス
I. 総論
1.直腸癌の取扱いに対する日本と欧米の差異
Differences between Japan and Europe/United States in handling rectal cancer
橋口 陽二郎
1
,
松田 圭二
1
,
小澤 毅士
1
,
端山 軍
1
,
野澤 慶次郎
1
Y. Hashiguchi
1
,
K. Matsuda
1
,
T. Ozawa
1
,
T. Hayama
1
,
K. Nozawa
1
1帝京大学外科
キーワード:
直腸癌
,
RS
,
大腸癌取扱い規約
,
大腸癌治療ガイドライン
,
N3
,
側方郭清
Keyword:
直腸癌
,
RS
,
大腸癌取扱い規約
,
大腸癌治療ガイドライン
,
N3
,
側方郭清
pp.697-702
発行日 2020年6月1日
Published Date 2020/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_697
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直腸癌はその取扱いにおいて,特に日本と欧米の差が顕著な領域であり,そもそも解剖学的な直腸の部位や区分の定義も異なっている.RS領域は本邦では直腸としているが,欧米では結腸に分類されることが多い.また,リンパ節の分類においては,日本では個数(N1,N2)と解剖学的位置(N3)が混在しているのに対し,欧米では個数のみを用いたリンパ節分類が用いられている.切除標本の取扱いにも違いが認められる.
© Nankodo Co., Ltd., 2020