Japanese
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特集 消化器悪性腫瘍診療におけるガイドラインの功罪
II. 各論
2.胃癌診療におけるガイドラインの功罪
Efficacies and limitations of the Japanese gastric cancer treatment guidelines
板本 孝太
1
,
寺島 雅典
1
K. Itamoto
1
,
M. Terashima
1
1静岡県立静岡がんセンター胃外科
キーワード:
胃癌治療ガイドライン
,
evidence-based medicine
,
内視鏡的粘膜下層剝離術
,
腹腔鏡下胃切除術
Keyword:
胃癌治療ガイドライン
,
evidence-based medicine
,
内視鏡的粘膜下層剝離術
,
腹腔鏡下胃切除術
pp.617-622
発行日 2020年5月1日
Published Date 2020/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_617
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本邦初の悪性腫瘍ガイドラインとして作成された胃癌治療ガイドラインは,evidence-baced medicine(EBM)の手法が確立するに従い,従来の教科書形式からEBM形式へその姿をかえてきた.ガイドラインは胃癌診療にかかわる臨床医の意識をかえ,内視鏡治療,外科手術,薬物療法のすべての分野において診療の均てん化に貢献している.しかしながら,最新のエビデンスに対する対応,アルゴリズムにあてはまらない患者の治療方針,司法の場での取り扱いなどは今後の検討課題である.
© Nankodo Co., Ltd., 2020