Japanese
English
特集 食道胃接合部癌update
III. 治療
3.進行食道胃接合部癌へのアプローチ―リンパ節郭清を中心に
Lymphadenectomy for esophagogastric junction cancer
平松 良浩
1
,
菊池 寛利
1
,
竹内 裕也
1
Y. Hiramatsu
1
,
H. Kikuchi
1
,
H. Takeuchi
1
1浜松医科大学
キーワード:
食道胃接合部癌
,
リンパ節郭清
,
縦隔郭清
Keyword:
食道胃接合部癌
,
リンパ節郭清
,
縦隔郭清
pp.1129-1133
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_1129
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
食道胃接合部癌の手術では至適なリンパ節郭清範囲の決定が重要であるが,定型術式は確立していない.これまでに国内多施設後ろ向き研究により,腫瘍径4 cmまでの接合部癌に対するリンパ節郭清アルゴリズムがガイドラインで示されている.また最近,国内初の多施設前向き研究が施行され,食道胃接合部癌に対する至適なリンパ節郭清範囲についての新たなエビデンスが示された.本稿では食道胃接合部癌の術式決定において重要となる至適リンパ節郭清範囲について解説し,手術手技について概説する.
© Nankodo Co., Ltd., 2020