Japanese
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特集 食道胃接合部癌update
III. 治療
4.進行食道胃接合部癌へのアプローチ―集学的治療のupdate
Multidisciplinary therapy approach for locally advanced adenocarcinoma of the esophagogastric junction
原田 和人
1
,
岩槻 政晃
2
,
馬場 祥史
2
,
吉田 直矢
2
,
高森 啓史
3
,
馬場 秀夫
4
K. Harada
1
,
M. Iwatsuki
2
,
Y. Baba
2
,
N. Yoshida
2
,
H. Takamori
3
,
H. Baba
4
1済生会熊本病院外科
2熊本大学消化器外科
3済生会熊本病院外科
4熊本大学消化器外科
キーワード:
食道胃接合部癌
,
集学的治療
,
術前治療
,
放射線化学療法
Keyword:
食道胃接合部癌
,
集学的治療
,
術前治療
,
放射線化学療法
pp.1134-1138
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_1134
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食道胃接合部癌の予後は胃癌と比較して不良であり,化学療法や放射線治療を組み合わせた集学的治療が必要である.欧米では術前化学療法や術前化学放射線療法が標準治療となっている.本邦では周術期補助療法はいまだ確立しておらず,胃癌または食道癌に準拠した治療が行われており,その治療法は担当医や施設によりさまざまであるのが現状である.本稿では,欧米の集学的治療の現状について報告したい.
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