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特集 食道胃接合部癌update
II. 診断
2.食道胃接合部癌のリンパ節転移
Lymph node metastasis in esophagogastric junction carcinoma;current staging system and our perspectives
山下 裕玄
1
,
瀬戸 泰之
1
H. Yamashita
1
,
Y. Seto
1
1東京大学消化管外科
キーワード:
食道胃接合部癌
,
Siewert分類
,
リンパ節転移
,
食道癌取扱い規約
,
胃癌取扱い規約
,
TNM分類
Keyword:
食道胃接合部癌
,
Siewert分類
,
リンパ節転移
,
食道癌取扱い規約
,
胃癌取扱い規約
,
TNM分類
pp.1108-1112
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_1108
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食道胃接合部癌の病期分類はこれまで混沌としてきたが,TNM分類第8版からSiewert typeⅠ/Ⅱは食道癌の,typeⅢは胃癌のschemeで分類されることになった.これら二つのschemeの違いはリンパ節転移の重みである.全国調査の結果をみてもリンパ節転移が強力な予後因子であるのは確かで,食道癌のschemeでの分類が妥当と感じる.食道癌と同様に術前化学療法がよいのか,が今後の検討課題である.
© Nankodo Co., Ltd., 2020