脊椎疾患における鑑別診断と治療法選択の根拠
治療法選択とその根拠 腰椎 変性すべり 変性すべりを伴った腰部脊柱管狭窄症に対する手術成績と不安定性腰椎に関する考察 前方椎体間固定術と後方除圧術との比較
金森 昌彦
1
,
安田 剛敏
,
信清 正典
,
石原 裕和
,
川口 善治
,
野上 重治
1富山大学 整形外科
キーワード:
X線診断
,
脊柱管狭窄
,
脊椎固定術
,
脊椎すべり症
,
腰椎
,
外科的減圧
,
治療成績
Keyword:
Lumbar Vertebrae
,
Radiography
,
Spinal Fusion
,
Spinal Stenosis
,
Spondylolisthesis
,
Treatment Outcome
,
Decompression, Surgical
pp.182-188
発行日 2006年10月10日
Published Date 2006/10/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2007024951
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当院で過去22年間に行った腰椎変性すべり症手術のうち初診時X線で腰椎変性狭窄と3mm以上の変性すべりを認めた61例の治療成績を前方椎体間固定術群33例(ALIF群)と後方除圧術群28例(PDS群)で比較検討し、変性すべり症を伴った腰椎変性疾患における脊椎固定術の必要性について考察した。結果、PDS群はALIF群と同等以上の治療成績を示したことから、変性すべり症合併例において脊椎固定術は必要ないと考えられた。
©Nankodo Co., Ltd., 2006