発行日 2006年4月1日
Published Date 2006/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2006169688
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著者らによりBosworth法の手術を受けた患者16例(男性10例,女性6例,年齢17~73歳)の臨床成績を検討した.疾患は腰椎分離症8例,脊柱管狭窄を伴った不安定性腰椎4例,腰椎手術後不安定症2例,変性すべり症,黄色靱帯骨化症各1例であった.その結果,平均追跡期間3.0年で,JOAスコアは術前平均11.3点が最終追跡時25.0点となり,平均改善率は77.4%であった.再手術例はなく,15例は職場復帰し,術後合併症は下肢の静脈血栓症1例のみであった.単純X線では術後1年の経過で椎間板腔が10%以上狭小化したものが5例であったが,前方すべり率の変化はみられず,前方角度は平均3.4°前屈位姿勢で固定され,脊柱の安定性が得られた
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