発行日 2011年11月1日
Published Date 2011/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2012080888
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1985年6月~2003年8月までに著者らが行った後側方腰椎固定術(PLF)46例(男性20例、女性26例、手術時平均年齢64.3歳)を対象に、PLFが非固定除圧隣接椎間に及ぼす影響について検討した。術後平均観察期間50.7ヵ月の結果、固定隣接椎間を除圧した場合、不安定性の出現/増強の頻度は21.7%で、うち新たな症状の発現頻度は40%であった。除圧椎間の不安定性出現/増強の頻度は、開窓術と比べ部分椎弓切除術の方が有意に増強しており、除圧の際の後方支持機構残存の程度が不安定性に関与していた。
©Nankodo Co., Ltd., 2011