脊椎疾患における鑑別診断と治療法選択の根拠
治療法選択とその根拠 頸椎 頸椎関節リウマチの手術法 関節リウマチ中下位頸椎病変に対する椎弓形成術 上位頸椎固定例と非固定例での比較
向井 克容
1
,
細野 昇
,
坂浦 博伸
,
藤原 桂樹
,
冨士 武史
,
吉川 秀樹
1住友病院 整形外科
キーワード:
X線診断
,
関節可動域
,
関節リウマチ
,
脊椎固定術
,
脊椎疾患
,
椎弓形成術
Keyword:
Arthritis, Rheumatoid
,
Radiography
,
Spinal Diseases
,
Spinal Fusion
,
Range of Motion, Articular
,
Laminoplasty
pp.108-112
発行日 2006年10月10日
Published Date 2006/10/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2007024938
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関節リウマチ患者の中下位頸椎病変に対して椎弓形成術のみ施行した18例と上位頸椎固定術を併用した12例の治療成績を比較検討した。術後の辷り量、頸椎ROM変化率、前彎減少量、神経症状の改善・維持率のいずれについても統計学的有意差は認めなかった。このことから上位頸椎固定術の併用は椎弓形成術の成績に影響を及ぼさない可能性が示唆された。
©Nankodo Co., Ltd., 2006