発行日 2005年10月11日
Published Date 2005/10/11
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2006049588
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
標記の3例を報告した.症例は25歳男性(両膝),25歳女性(左膝),20歳男性(右膝)で,手術は内側傍膝蓋骨切開にて進入後いったん遊離骨軟骨片を摘出して,エアトームにて壊死骨を正常海綿骨に達するまで掘削し,腸骨海綿骨移植後骨軟骨片を戻してスレッド付き吸収ピンで固定した.それぞれ術後1年3ヵ月,1年,8ヵ月が経過して特に支障はない.術後MRIでは,fat water separation撮像では術後3ヵ月で骨軟骨片がほぼ生着しているように観察され,phase balanced SARGE撮像では術後6ヵ月より還納した軟骨と移植した骨が周囲と統合していた.本術式は遊離骨軟骨片を有する若年性ステロイド性大腿骨顆骨壊死に適していると思われた
©Nankodo Co., Ltd., 2005