発行日 2004年8月1日
Published Date 2004/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2005037781
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48歳男.23歳時,右膝外側半月切除術を受けた.とくに誘因なく歩行時に左膝関節部痛とひっかかり感が出現した.左膝を屈曲したさいにロッキングをきたし,入院した.画像所見から,骨壊死によって大腿骨外側顆から剥離した骨軟骨片によるロッキングと診断し,手術を施行した.7週後にHerbert-Whippleスクリューを抜去した.再鏡視では,内固定した骨軟骨片と周辺の関節軟骨との境界は明瞭であったが,固定性は良好で軟骨表面に変性はみられなかった.術後9ヵ月経過した現在,可動域は0°~140°となり,歩行時に疼痛を認めるものの軽快している
©Nankodo Co., Ltd., 2004