発行日 2003年9月1日
Published Date 2003/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004020912
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53歳男.突然誘因なく右膝痛が出現し歩行不能となった.画像所見より,腰野分類stage 3完成期の内側顆骨壊死と診断した.15°の高位脛骨骨切り術を施行後,関節を切開し軟骨下骨が露出した15×25mmの病巣部を確認した.直径8mm,長さ15mmの骨軟骨プラグを4本,外側上顆と顆間部内側関節面より採取し,病巣部に正常母床が露出するまで直径8mmの骨孔を作製した上でプラグを移植し関節面を整えた.術後1年の抜釘術時,再鏡視を行い移植部の確認を行った.移植部軟骨面は正常関節面となっていたが,移植骨軟骨プラグ間は線維性結合組織で覆われていた.術後15ヵ月の現在,良好な骨癒合が得られている
©Nankodo Co., Ltd., 2003