発行日 2005年10月11日
Published Date 2005/10/11
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2006049591
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標記4例を報告した.症例1(23歳男).交通事故で右距骨骨折し,受傷2ヵ月後,骨折部を固定後距骨ドーム直下に標記の移植術を施行した.術後1年6ヵ月時点で骨癒合は完成した.症例2(65歳女).特発性距骨壊死のため距骨に標記の移植術を施行した.術後2年のMRIで距骨ドームの再血行化は不良であったが正坐可能であり,術後4年には大部分が再血行化されていた.症例3(39歳男).転倒で右上腕骨顆間部T字骨折し,観血的整復術後8ヵ月に上腕骨小頭部の軟骨下骨骨壊死を認めたため標記の移植術と海綿骨移植術を施行した.術後1年2ヵ月でX線像上骨癒合は良好である.症例4(29歳男).交通事故で右舟状骨骨折し,2度の骨接合術後も疼痛が持続するため標記の移植術を施行した.術後4ヵ月で骨癒合が得られ,術後1年の握力は健側とほぼ同等まで回復した
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