発行日 2004年4月25日
Published Date 2004/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2004208736
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頸椎en bloc laminoplasty施行後10年以上経過した後縦靱帯骨化症(OPLL)患者45例を対象に,術後のOPLL骨化巣の推移と臨床症状の推移との関連について検討を行った.その結果,術後に骨化形態が変化した症例は14例で,その内10例が混合型から連続型への移行を示した.また,OPLLの骨化巣伸展は33例に認め,内31例が長軸方向への進展を呈した.術後の骨化進展は連続型や混合型で起こる頻度が高かった.頸椎部の骨化の厚さ増大により新たな神経症状が出現したのは4例で,悪化の原因としては胸椎部の骨化伸展,他の脊柱変性疾患合併,脳梗塞,糖尿病性神経障害の増悪,動脈硬化,関節置換等があげられた
©Nankodo Co., Ltd., 2004