発行日 2004年4月25日
Published Date 2004/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2004208730
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骨化浮上術施行後10年以上経過観察できた頸椎後縦靱帯骨化症(OPLL)80例を対象に,JOAスコアの推移と成績悪化因子について検討した.その結果,術前に比べて術後のJOAスコア及び改善率は良好で,術後3年経過後では治癒及び優の割合が増加し,良以上が86%を占めたが,術後10年経過ではそれらの割合が減少する傾向がみられた.最終調査時の成績には罹病期間,術前脊髄最小面積,術前JOAスコア,手術時年齢,最終調査時年齢が関連し,骨化占拠率,骨化厚,術前有効脊柱管前後径は関連しなかった.頸椎・頸胸移行部への除圧手術追加例は8例であった.術後10年経過後19例に骨化進展を認めた
©Nankodo Co., Ltd., 2004