発行日 2004年4月25日
Published Date 2004/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2004208726
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片開き式脊柱管拡大術を施行し,術前後の頸椎X線側面像でC2椎体後縁とC7椎体後縁のなす角(C2/C7角)が測定可能であり,術後2年以上経過観察できた頸椎後縦靱帯骨化症(OPLL)患者69例を対象に,彎曲形態及び手術成績について検討を行った.拡大範囲別分類では,C3以下の拡大例32例(C3群),C2dome状形成術にC3以下の拡大を追加した14例(C2d例),C2椎弓を含む拡大23例(C2群)であった.彎曲形態の変化では,各群共に前彎型が減少し,直線型及び後彎型が増える傾向にあった.術前後のC2/C7角は各群共に減少し,C2群では術前後共に後彎傾向がみられた.彎曲指数,C2/C7角の10°以上の術後進行,JOAスコア及び改善率では3群間で有意差はみられなかった
©Nankodo Co., Ltd., 2004