発行日 2004年4月25日
Published Date 2004/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2004208727
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
椎弓形成術を施行した,脊柱管占拠率が50%以上の頸椎後縦靱帯骨化症(OPLL)12例を対象に,術後のJOAスコア改善率及び成績,MRI像について検討した.OPLLの形態別分類は連続型6例,分節型4例,混合型2例であり,存在範囲別では3錐体5例,4錐体3例,5錐体3例,6錐体1例であった.フォローアップ率は100%で,術後のJOAスコアは術前に比べて改善し,術中・術後の全身合併症は認めなかった.術後MRIで前方圧迫の残存を2例に認め,いずれも術前よりX線側面像上,直線型のアライメントで上位頸椎にわたる連続型で最大占拠部位はC3/C4椎間であった.2例とも症状の改善が得られたため前方法の追加手術は行わなかった
©Nankodo Co., Ltd., 2004