発行日 2003年4月25日
Published Date 2003/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2003250302
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
knee rotationplasty(KR)25例(男23例,女2例,平均22.9歳),hip rotationplasty(HR)1例(42歳女).KR例の原疾患は大腿骨骨肉腫12例,脛骨骨肉腫10例,大腿骨悪性線維性組織球腫2例,大腿骨線維肉腫1例で,HR例は右腸骨の軟骨肉腫であった.KR例の術後4~149ヵ月の転帰は,CDF 11例,NED 6例,AWD 1例,DOD 7例であった.合併症は腓骨神経不全麻痺4例,骨癒合不全3例,感染2例であった.神経麻痺は脛骨発生例で多く,感染は人工関節置換後感染の例であった.International Symposium on Limb Salvage及びKnarらのknee evaluation systemによる下肢機能評価は平均24.5点で,excellent 8例,good 8例,moderate 1例であった.装具を付けた状態での膝関節可動域は屈曲3.8~80.6°であった.HR例の転帰はCDF(106ヵ月)で,合併症は静脈血栓,感染,皮膚壊死が認められた.下肢機能評価は22点,goodで,股関節可動域は自動的に屈曲45°,他動的に100°であった
©Nankodo Co., Ltd., 2003