発行日 2003年4月25日
Published Date 2003/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2003250303
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17歳男(症例1).腫瘍広範切除で得られた自家骨を50Gyの体外照射後に元の位置に戻してプレート固定した.術後25ヵ月で骨切り部の骨癒合は完成したが,31ヵ月後に脛骨遠位骨端部のcollapse及び前方部分での剥離骨折,左足関節の亜脱臼が認められた.剥離骨片除去を行い,術後5年6ヵ月でInternational Symposium on Limb Salvage(ISOLS)の機能評価スコアは26点であった.14歳男(症例2).骨膜の温存,骨切りの工夫により骨癒合は術後12ヵ月で得られ,以後順調であった.術後3年4ヵ月経過し,足関節の自動可動域は背屈-5°,底屈45°と背屈がやや悪かったが,疼痛は殆どなかった.脚長差は2cmあったが,補高を付けることなく独歩可能であり,ISOLSスコアは25点であった.11歳女(症例3).骨癒合は術後10ヵ月で得られた.1年10ヵ月経過し,PTB装具による杖なし歩行で完全免荷を続行中で,足関節の自動可動域は背屈0°,底屈30°であった
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