発行日 2013年10月1日
Published Date 2013/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2014007154
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
57歳男。バイク走行中に転倒して受傷した。右上腕骨外科頸骨折の診断で、10日後にphilosを用いてMIPO法を施行した。術後NSAなどからも整復位は良好で、プレートは至適位置に設置されていると判断した。骨接合術後7ヵ月で骨癒合良好であったが、引っかかり感、ROM制限が存在した。インピンジメント徴候陽性で、外転運動時の透視像でプレートの肩峰外側へのインピンジメントを認め、骨頭が肩峰下に滑り込まないことを確認した。プレートによるインピンジメントと残存するROM制限の改善を目的として、関節鏡視下抜釘術を施行した。抜釘後、引っかかり感はなくなり、ROM、疼痛とも大きく改善した。
©Nankodo Co., Ltd., 2013