変形性膝関節症の診断と治療
手術的治療 高位脛骨骨切り術 ロッキングプレートを用いた内側開大式楔状高位脛骨骨切り術の短期成績と合併症
小野寺 純
1
,
近藤 英司
,
八木 知徳
,
岩崎 倫政
,
安田 和則
1北海道大学 大学院スポーツ医学
キーワード:
X線診断
,
関節可動域
,
関節リウマチ
,
脛骨
,
骨切り術
,
内固定法
,
骨板
,
再手術
,
MRI
,
膝関節
,
術後合併症
,
治療成績
,
膝関節置換術
,
体内埋込み具の除去
,
変形性膝関節症
,
大腿脛骨角
Keyword:
Arthritis, Rheumatoid
,
Bone Plates
,
Fracture Fixation, Internal
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Knee Joint
,
Osteotomy
,
Radiography
,
Postoperative Complications
,
Reoperation
,
Tibia
,
Range of Motion, Articular
,
Treatment Outcome
,
Arthroplasty, Replacement, Knee
,
Osteoarthritis, Knee
,
Device Removal
pp.139-143
発行日 2015年4月10日
Published Date 2015/4/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2015264378
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ロッキングプレートを用いた内側開大式楔状高位脛骨骨切り術(MOWHTO)の短期成績と合併症について検討した。MOWHTOを施行した77例80膝を対象とした。全例で最終観察時に骨癒合が得られ、術後1~2年時にプレートを抜去した。膝関節ROM(伸展/屈曲)は、平均-4.2°/140.2°→-2.0°/141.6°で変化はなかった。JOAスコアは平均65.7→92.0点に有意に改善した。FTAは平均179.5→169.7°に矯正され、WBLの脛骨近位関節内側縁からの通過点は、平均27.6→68.6%に移動した。脛骨後傾角度は、平均8.5→11.9°に増加した。術中、術後の合併症は、全体の37.5%に認め、外側ヒンジ骨折22膝、10°以上の脛骨後傾角増加2膝、表層感染1膝、インプラント折損7膝であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2015