経験と考察
原発性骨粗鬆症患者における新規ビスホスホネート製剤ミノドロネートの臨床効果に関する研究
廣瀬 正幸
1
,
金山 康秀
,
土屋 廣起
,
竹本 雄一
,
山田 成樹
,
鍋島 俊隆
1一宮西病院 薬剤科
キーワード:
Alkaline Phosphatase
,
Diphosphonates
,
肝臓疾患
,
骨粗鬆症
,
そう痒症
,
発疹
,
Alendronate
,
ランダム化比較試験
,
めまい感
,
Minodronic Acid
,
NTx Telopeptide
,
Tartrate-Resistant Acid Phosphatase
,
腹部膨満
Keyword:
Tartrate-Resistant Acid Phosphatase
,
Alkaline Phosphatase
,
Exanthema
,
Diphosphonates
,
Dizziness
,
Liver Diseases
,
Osteoporosis
,
Pruritus
,
Randomized Controlled Trials as Topic
,
Alendronate
,
Collagen Type I Trimeric Cross-Linked Peptide
,
YM 529
pp.1159-1164
発行日 2013年10月1日
Published Date 2013/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2014007151
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原発性骨粗鬆症患者における新規ビスホスホネート(BP)製剤ミノドロネート(MIN)の臨床効果について検討した。新たに骨粗鬆症と診断した100例を、無作為にMIN投与群とアレンドロネート(ALN)投与群に割り付けた。TRACP-5bは、投与開始4週後より両群間において最小有意変化(MSC)を超える低下がみられた。血清NTXは、投与開始24週後より両群間においてMSCを超える低下がみられた。有害事象の発生率は、MIN群24%、ALN群22%で、継続不可となった症例はMIN群4例、ALN群7例で、自己中断などにより継続不可となった症例を含めると、48週継続率はそれぞれMIN群60%、ALN群60%であった。BP製剤の副作用としての膿部不快感がMIN群4例、ALN群4例、腹部膨満感がMIN群のみ3例、腹痛がMIN群1例、ALN群1例であったが、ALN群の腹部不快感1例を除き治療は継続した。
©Nankodo Co., Ltd., 2013