発行日 2012年7月1日
Published Date 2012/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2012359092
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46歳男性。階段からの転落で受傷、頸部痛を主訴に著者らの施設へ受診となった。所見では単純X線および再構成CTで軸椎歯突起基部に骨折を認め、歯突起は前方転位がみられた。以上より、本症例は環軸関節の亜脱臼を伴った軸椎破裂骨折と診断され、後頭骨-軸椎後方固定術(O-C2後方固定)が施行された。その結果、術後のX線像では転位は残存するものの、固定性は良好であった。尚、3ヵ月経過で骨折部の転位や後彎変形などの進行はみられなかった。
©Nankodo Co., Ltd., 2012