発行日 2007年8月1日
Published Date 2007/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2007291641
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著者らが行った大腿骨転子部および転子下骨折100例の短期成績をAO proximal femoral nail anti-rotation(PFNA群)とGamma nail群各50例に分け、比較検討した。その結果、PFNA群はGamma nail群と比べ、術中出血量が有意に少なかったが、ラグスクリューあるいはヘリカルブレード挿入時の骨折部離開の発生率は有意に多かった。そのほか手術時間、telescoping量、術後在院日数には有意差がなく、PFNAは大腿骨転子部骨折の治療においてGamma nailと同様に有用なインプラントの1つであると考えられた。
©Nankodo Co., Ltd., 2007