発行日 2007年4月1日
Published Date 2007/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2007153050
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腰椎変性すべり症11例(男性4例、女性7例、平均年齢65.5歳)14椎間を対象として、後方経路腰椎椎体間固定術の際に使用したチタン製ケージの一方には腸骨から採取した海綿骨を、もう一方にはハイドロキシアパタイト顆粒(HAG)を充填し、術後1週と6ヵ月に同一条件でCT値を求め、海綿骨群とHAG群で比較した。日整会腰椎治療成績判定基準は術前平均16.2点が術後6ヵ月で平均22.1点と有意に増加し悪化例は認めなかった。海綿骨、HAG両群とも14椎間中11椎間で6ヵ月後のCT値が増加した。また、海綿骨群のCT値は手術1週後の平均410.8から6ヵ月後平均486.0へ、HAG群のCT値は手術1週後の平均622.0から6ヵ月後平均721.3へそれぞれ有意に増加した。
©Nankodo Co., Ltd., 2007