発行日 2005年12月1日
Published Date 2005/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2006091337
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変性腰椎MRIにてミラーイメージを認めた40例47椎間(男性20例,女性20例;平均年齢60.1歳)を対象に,ミラーイメージの臨床的意義について検討した.Modic分類では,タイプ1(T1強調画像にて低信号,T2強調画像にて高信号)15椎間,タイプ2(T1,T2強調画像にて高信号)26椎間,タイプ3T1,T2強調画像にて低信号)6椎間であった.これらの分類と椎間板の変性度,ヘルニアの大きさ,単純X線像における骨棘,中間位側面像における椎間板前方開大角度,変性すべり度,前後屈側面像における椎間可動域を測定し,罹病期間,腰痛,下肢痛,しびれ感,歩行能力を検討した.その結果,タイプの進行に伴って椎体の骨硬化と骨棘が進行し,骨棘はミラーイメージの分類と有意に相関していた.また,罹病期間とタイプの進行に相関を認めた
©Nankodo Co., Ltd., 2005