発行日 2005年11月1日
Published Date 2005/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2006040970
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
腰椎手術を受けた腰椎変性疾患患者に対する再手術として後方経路腰椎椎体間固定術(PLIF)を行い,再手術に至った要因とその術後成績を検討した.対象は20例で,再手術に至った原因はヘルニアの再発が5例,再狭窄が8例,術後の不安定性によるものが7例であった.全例の日整会腰痛疾患治療成績判定基準改善率は平均67.3%であった.ヘルニアの再発および術後の不安定性を来たした例では初回手術の術式選択に問題があったと考えられる症例が散見され,再手術例を減らすためには術前の十分な検討や適切な手術法の選択が重要であると思われた.PLIFは腰椎部の再手術例に対するサルベージ手術として有効な選択枝の1つと考えられた
©Nankodo Co., Ltd., 2005