発行日 2005年8月1日
Published Date 2005/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2005275588
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55歳男.誘因なく右前胸部痛が出現し,38℃台の発熱を伴った.右大胸筋の部位に一致して発赤,腫脹,熱感,疼痛を認めた.MRIで大胸筋に膿瘍形成を認めた.血液培養でメチシリン感受性黄色ブドウ球菌が検出された.スルバクタムナトリウム/アンピシリンナトリウムとセフジニルの投与を行い,症状,検査所見とも改善した.化膿性筋炎は免疫機能の低下した患者に起こることが多く,本例も慢性C型肝炎により加療中であった
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