発行日 2005年8月1日
Published Date 2005/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2005275587
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
59歳男.7ヵ月前,ベッドを移動中に左アキレス腱部に痛みを覚えた.その後,左下腿の倦怠感と跛行が出現し,改善しないため受診した.諸検査により陳旧性アキレス腱断裂と診断し再建術を行った.手術は生理的再建法と非生理的再建法それぞれの長所を生かした方法として,テロス社製人工靱帯をアキレス腱両断端に挟み込み一次修復を行ったのち,腓腹筋膜による有茎筋膜弁形成および足底筋腱による補填を行った.術後3ヵ月の現在,足関節の可動域に左右差なく,患肢での片足つま先立ちが可能である
©Nankodo Co., Ltd., 2005