発行日 2005年7月1日
Published Date 2005/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2005249786
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17歳男.左大腿に極めて強い腫脹,緊満感と,著明な圧痛を認めた.大腿周囲径は右56cm,左61cmで,Whitesides法による筋内圧測定では健側10mmHgに対して左60mmHgであった.CTでは中間広筋内の巨大な血腫と,左大腿前方区画の著しい腫脹を認めた.以上よりコンパートメント症候群と診断し,保存的治療で軽快した.2週間後に残存する血腫除去を小切開で施行し,術後6週の時点で膝関節は可動域(ROM)制限,疼痛共に全くなく,支障なくスポーツ活動に復帰した
©Nankodo Co., Ltd., 2005