発行日 2005年7月1日
Published Date 2005/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2005249776
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骨折術後に生じた長管骨骨幹部の骨髄炎(大腿骨例6例,頸骨例3例)に対し,抗生物質含有骨セメント髄内釘(セメント髄内釘)及び抗生物質含有骨セメントロッド(セメントロッド)を用いた.その結果,仮骨を形成していたが肺炎を合併して死亡した1例を除き,全例で骨癒合が得られた.骨移植は4例に施行し,入れかえ手術は平均2.6回で,骨髄炎初回手術から骨癒合までの期間は平均350日であった.最終調査時の患側膝関節の平均可動域は屈曲角が117.2°で,脚長差は補正後を含めて平均3cmで,調査時に再発を認めた例はなかった
©Nankodo Co., Ltd., 2005