発行日 2005年7月1日
Published Date 2005/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2005249775
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病巣掻爬・自家骨移植を施行した手指骨発生の内軟骨腫27例27指の治療成績について検討した.直視下に病巣掻爬と腸骨からの自家骨移植後,術後平均約2週間の外固定のみを行い,内固定を行った例はなく,その後関節可動域(ROM)訓練を行った.最終観察時に圧痛や自発痛を訴えた例はなく,全例で骨癒合した.術後の近位指節間(PIP)関節のROM制限が4例あり,いずれも基節骨,中節骨発生例であった.他の23例は関節ROM制限はなく,遠位指節間(DIP),中手指節(MP)関節のROM制限は全例でなかった.1例が採骨部である腸骨部に術創部の違和感を訴えたが,問題となる症例はなかった
©Nankodo Co., Ltd., 2005