発行日 2003年6月1日
Published Date 2003/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2003301967
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髄内釘併用骨延長術7例8骨(平均26.4歳).大腿骨6骨(A群),脛骨2骨(B群)で,外傷性脚短縮4例,腫瘍切除後,関節炎後,骨幹端異形成症の低身長各1例であった.脚長差はA群5.2cm,B群5.5cmであった.A群ではリーミング後ストレートネイルのOrthofix髄内釘を45°回旋し挿入した後,ハーフピンを大転子部と顆部に刺入した.B群も同様に髄内釘挿入後ハーフピンを刺入し,Orthofix創外固定器を装着した.創外固定器装着期間はA群119.3日,B群108日,延長期間は各々89日,68日,骨癒合期間は185.5日,173.5日であった.合併症はA群の1例に早期癒合を認めのみで,感染や仮骨形成不良,骨折はなかった.又,A群3例に超音波刺激装置を延長開始時より使用し,非使用例と比較して明らかに骨癒合は促進された.B群では1例に延長終了時より使用し,若干の骨癒合促進が認められた
©Nankodo Co., Ltd., 2003