発行日 2004年8月1日
Published Date 2004/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2005037786
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73歳女.誘因なく右鼠径部に痛みが生じた.増悪し,歩行困難となった.消炎鎮痛薬の投与や股関節内への局所麻酔薬の注入などを受けたが症状は改善しなかった.画像所見などから筋内血腫が疑われたが悪性腫瘍も完全には否定できず,また保存的治療により症状が改善しないため手術を施行した.術直後より右恥骨部の痛みは消失し,術後1週間で歩行も可能となった.術後6ヵ月のMRIでは血腫の再発はみられない
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