発行日 2004年1月1日
Published Date 2004/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004103853
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9ヵ月女児.胸骨部の腫瘍による皮質骨の破壊や周囲組織への浸潤は認めなかったが,腫瘍の急激な増大がみられ,胸骨に発生する腫瘍に悪性の頻度が高いことを考慮に入れ,腫瘍摘出術を施行した.病理組織診断で,硝子軟骨層より骨梁層へと移行しており,軟骨細胞の異型性もなく,骨軟骨腫と診断した.本例は生下時より腫瘤の存在が医師により確認されており,胸骨に発生したことも考えると,極めて稀な症例と考えられた
©Nankodo Co., Ltd., 2004