発行日 2004年1月1日
Published Date 2004/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004103852
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47歳男.カリエスが原因で高度の後彎変形をきたし,長期間経過した後に脊髄麻痺を生じた.塊椎形成を伴う高度の後彎変形により,頂椎部を中心に脊髄が前方へ移動し,椎体後壁に押し付けられた状態(係留効果)であり,経年的に頂椎前後で後彎が徐々に進行し,加齢に伴う脊髄の変性も加わって,遅発性脊髄症を呈したと考えられた.後方固定術と前方固定術を二期的に行い,症状の改善が得られた
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