発行日 2003年8月1日
Published Date 2003/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004016010
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66歳女.主訴は腰痛及び左大腿~下腿外側~足の痛み及び痺れ.右L5/SIの開窓術,L5/S1の後方除圧および後側方固定,左L4/L5外側開窓術を施行されていた.左下腿内側に知覚過敏,左下腿外側および下腿後面と足底には知覚鈍麻を認め,JOAスコアは1点であった.画像所見にて,L5の分離すべりを認め,すべりの程度はMeyerding分類grade 3,すべり角は9°であった.左L5神経根障害が主な原因と考えられ,intrasacral fixationであるJackson法による固定と,trans-vertebral fixationであるhollow screwによる固定を同時に行った.術後7ヵ月後のX線像ではインストゥルメント周囲に骨硬化は認めたが,明らかな弛みはきたしていない.JOAスコアは14点に改善し,独歩も可能となった
©Nankodo Co., Ltd., 2003