発行日 2003年8月1日
Published Date 2003/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004016009
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
68歳男.主訴は右足関節の変形,腫脹,疼痛(歩行可).既往として糖尿病,左大腿骨骨折後骨髄炎,頸椎症性頸髄症があった.X線像にて内果の骨折が認められたためギプス固定を行った.その後のX線像では内果骨折のギプス内転位に加え外果骨折の出現が認められたため,内固定術を施行した.経過観察中に外果手術創部に瘻孔が出現したため,外果部のプレートを抜去し,瘻孔閉鎖術を施行した.その後,短期間の経過で骨関節の著明な吸収破壊像を呈し,下肢切断を余儀なくされた.右下肢近位1/3部にて切断術を施行し,断端創部は良好に治癒した
©Nankodo Co., Ltd., 2003