発行日 2001年7月1日
Published Date 2001/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2001252311
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症例は60歳男.腰痛が出現して放置していたが,腰痛の増強及び左大腿前外側面の疼痛が出現したため入院した.疼痛のため歩行は不能であり,車椅子移動の状態であった.JOAスコアは4点であった.鑑別診断として硬膜外腫瘍,血腫,椎間板ヘルニア等を疑い手術を施行した.摘出した腫瘤の病理組織所見から椎間板ヘルニアとそれに伴う肉芽組織と診断した.術後2ヵ月の現在,術前の疼痛は消失し歩行可能となり,筋力もMMTで5に回復した.JOAスコアは14点となり,改善率は91%と著明に改善した
©Nankodo Co., Ltd., 2001