発行日 2001年7月1日
Published Date 2001/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2001249940
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症例は46歳男.特に誘因なく左下肢しびれ感と脱力感が出現した.左上肢しびれ感も出現した為,精査治療目的で入院した.検査所見はクモ膜下腔閉塞所見を示した.画像所見などから硬膜内髄外血管性腫瘍を疑い,他臓器の合併病変を検索したが,特に異常は認められなかった.腫瘍摘出術を施行した.神経症状の改善を認め,独歩退院となった.術後16ヵ月後の現在,左示中指の知覚障害が残存し,JOAスコアは15点/17点であった.術後MRIでは再発は認められていない
©Nankodo Co., Ltd., 2001