発行日 2017年8月1日
Published Date 2017/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2017392304
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57歳男性。腹痛および嘔吐を主訴に救急搬送され、腹部CTにて腸閉塞の診断で入院となった。安静・絶飲食とし、脱水の補正を行い、自他覚症状は著明に改善した。約4時間後のダイナミックCTでは腹水は増加していたが、入院時に確認された小腸間膜の収束とねじれは改善傾向にあった。その後、腹部所見は更に改善し、第3病日目に施行した審査腹腔鏡にて大網裂孔ヘルニアの自然還納が確認されたため、裂孔部を切除解放した。術後は第5病日に退院となった。
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