発行日 2012年11月1日
Published Date 2012/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013159089
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
79歳男性。突然の下腹部痛を主訴に救急搬送となった。腹部単純X線では拡張した小腸ガス像と鏡面形成像が認められた。腹部造影CTでは左下腹部の小腸閉塞が疑われ、腹腔鏡下手術が行われた。その結果、腹腔鏡所見ではS状結腸内への小腸嵌頓が確認され、小開腹を追加して腸切除を伴うヘルニア整復術が施行された。以後、術後3日目にイレウス症状が出現したものの、6日間のイレウスチューブ留置にて保存的に改善し、術後37日目に軽快退院となった。
©Nankodo Co., Ltd., 2012