発行日 2006年8月1日
Published Date 2006/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006286940
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58歳女.左側腹部痛を自覚し,近医にて脾門部の動脈瘤を指摘された.単純X線写真では,左上腹部に径2.3cmの石灰化陰影を認めた.腹部CTでは,脾門部に卵殻状の石灰化を伴う3cm大の腫瘤影を認めた.interventional radiologyでは再発や広範な脾梗塞が生じる可能性を考慮し,腹腔鏡下に脾臓摘出術を行った.動脈瘤は超音波凝固切開装置で焼灼切離し,脾臓と共に摘出した.術後14日目に合併症なく退院した.脾動脈瘤腹腔鏡手術10症例においては,いずれも術後経過は良好で,在院日数も短期間であった
©Nankodo Co., Ltd., 2006