急性腹症に対する低侵襲アプローチ-適応と手技
腹壁ヘルニア嵌頓 考え方と手術の実際
諏訪 勝仁
1
1東京慈恵会医科大学附属第三病院 外科
キーワード:
腹壁ヘルニア
,
嵌頓
,
ヘルニア縫合術
Keyword:
Hernia, Ventral
,
Herniorrhaphy
pp.855-859
発行日 2017年9月1日
Published Date 2017/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2017342232
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腹壁ヘルニアは原発性と続発性に分類される.原発性腹壁ヘルニアには臍ヘルニア,Spigelianヘルニア,白線ヘルニアなどが含まれ,嵌頓のリスクが高いため診断後の早期手術が望ましい.続発性ヘルニアは腹壁瘢痕ヘルニアである.嵌頓は基本的に手術適応であるが,嵌頓臓器および虚血の有無によって手術法が異なる.本稿では各腹壁ヘルニアの特徴について述べ,嵌頓に対する手術法を解説する.
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