最新のヘルニア手術-アプローチから修復まで
腹壁ヘルニア 腹壁瘢痕ヘルニア
加藤 久仁之
1
,
大塚 幸喜
,
板橋 哲也
,
秋山 有史
,
石田 馨
,
眞壁 健二
,
八重樫 瑞典
,
藤井 仁志
,
木村 祐輔
,
新田 浩幸
,
肥田 圭介
,
水野 大
,
佐々木 章
,
井谷 史嗣
,
若林 剛
1岩手医科大学 外科
キーワード:
外科用メッシュ
,
腹腔鏡法
,
腹壁ヘルニア
,
ヘルニア縫合術
Keyword:
Hernia, Ventral
,
Laparoscopy
,
Surgical Mesh
,
Herniorrhaphy
pp.643-647
発行日 2012年6月1日
Published Date 2012/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2012281384
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腹壁瘢痕ヘルニアに対するメッシュによる修復術は、癒着に伴ったイレウスなどの合併症が問題である。近年、癒着を少なくするexpanded polytetrafluoroethylene(ePTFE)から構成されるメッシュが開発され、軟らかく丈夫であることから、腹腔鏡下腹壁瘢痕ヘルニア修復術にも使用されるようになった。腹腔鏡手術は、従来の開腹術と比較し術後疼痛および合併症、在院日数といった点で良好であるが、本邦では保険収載がなされていないため、あまり普及していないのが現状である。
©Nankodo Co., Ltd., 2012