HALSの意義とテクニック
HALSによる小腸・大腸の手術 HALSによる左側大腸(上部直腸)癌手術
西川 晋右
1
,
十倉 知久
,
谷地 孝文
,
岩間 正浩
,
村田 暁彦
,
森田 隆幸
1青森県立中央病院 外科
キーワード:
ドレナージ
,
直腸腫瘍
,
リンパ節郭清
,
直腸切除
,
用手補助腹腔鏡下手術
,
腸吻合術
Keyword:
Drainage
,
Lymph Node Excision
,
Rectal Neoplasms
,
Hand-Assisted Laparoscopy
pp.938-943
発行日 2016年9月1日
Published Date 2016/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2016376914
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Hand-assisted laparoscopic surgery(HALS)は鏡視下で片手を使用するため,術者は開腹手術に近い感覚をもって術野展開などの大半の操作を単独で行うことができる.左側大腸癌手術では,視野が不良な脾彎曲部の授動操作を行う際に有用性がもっとも発揮される.挿入した手による視野制限があるという問題はあるものの,HALSは開腹手術で培った経験と技術を鏡視下へもち込むことができる術式であるため,熟練した外科医による取り組みには,より大きな可能性が期待される.
©Nankodo Co., Ltd., 2016