HALSの意義とテクニック
HALSによる小腸・大腸の手術 潰瘍性大腸炎手術におけるHALSの応用
木村 英明
1
,
国崎 玲子
,
辰巳 健志
,
小金井 一隆
,
杉田 昭
,
遠藤 格
1横浜市立大学附属市民総合医療センター 炎症性腸疾患センター
キーワード:
大腸炎-潰瘍性
,
大腸腫瘍
,
回腸嚢肛門吻合術
,
大腸切除
,
用手補助腹腔鏡下手術
Keyword:
Colitis, Ulcerative
,
Colorectal Neoplasms
,
Proctocolectomy, Restorative
,
Hand-Assisted Laparoscopy
pp.954-958
発行日 2016年9月1日
Published Date 2016/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2016376917
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潰瘍性大腸炎では,重症,難治,大腸癌合併に対して,大腸全摘,回腸嚢肛門(管)吻合術を行う.当科では,結腸の剥離授動をhand-assisted laparoscopic surgery(HALS)で,直腸剥離と肛門管切離を小切開創から腹腔鏡を併用した直視下手術(VIPS)で行っている.大腸全摘術は広範囲の操作が必要であるが,HALSは鏡視下手術の利点を享受しながら容易でスピーディな操作が可能であり,本術式にたいへん有用と思われる.
©Nankodo Co., Ltd., 2016