発行日 2015年8月1日
Published Date 2015/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2015339737
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65歳男。下行結腸癌に対し腹腔鏡補助下結腸左半切除術、D2郭清を行ったが、退院10日後よりイレウスを繰り返した。反復するイレウスに対して手術を行い、左傍腹直筋切開で開腹したところ、結腸間膜欠損部からS状結腸の外側に約40cmの空腸が入り込んでいた。腹腔内の癒着は軽度で腸管の血行障害は認めなかったため、癒着を剥離して空腸を還納し、腸間膜欠損部を縫合した。術後は良好に経過し、現在までイレウスの再発は認めていない。
©Nankodo Co., Ltd., 2015