鏡視下手術におけるcontroversy 積極的な立場vs慎重な立場
結腸癌に対する結腸切除術 積極的な立場
山口 茂樹
1
,
大谷 吉秀
,
小山 勇
,
齊藤 修治
,
石井 正之
,
絹笠 祐介
1埼玉医科大学 消化器・一般外科
キーワード:
結腸間膜
,
結腸腫瘍
,
結腸切除
,
腹腔鏡法
,
リンパ節郭清
Keyword:
Colectomy
,
Colonic Neoplasms
,
Mesocolon
,
Lymph Node Excision
,
Laparoscopy
pp.642-646
発行日 2007年6月1日
Published Date 2007/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007243107
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手術手技と短期成績の点から腹腔鏡下結腸切除術の妥当性について述べた。手術手技の点ではリンパ節郭清、結腸間膜授動ともに開腹手術に劣らないものとなり、逆に腹腔鏡に有利な点もあって進行癌でも十分適応となる。また術後在院日数や続発症発生からみた短期成績は腹腔鏡下手術で良好であり、今後腹腔鏡下手術は標準手術となりうる手術法である。しかしまだ歴史の浅い手術方法であり教育を踏まえた安全な普及が望まれる。
©Nankodo Co., Ltd., 2007